多くの小児が一度は経験する、ヒトヘルペスウイルス6型、7型による感染症です。9割がたが1歳未満、特に生後6ヶ月から1歳くらいまでに罹ります。高い熱が3~4日間続いた後、解熱するタイミングで全身に発疹(多くは小さな紅斑)が現れるのが特徴的です。高熱の割に患児は元気のいいことが多いのですが、大抵は発疹が出る頃から機嫌が悪くなります。また、数は少ないのですが、熱性けいれん(発熱時のけいれん)を合併することがあります。
ウイルス感染症であるため、治療は対症療法が中心となります。
非常に稀ではありますが、ヒトヘルペスウイルス7型、あるいはその他のウイルスが原因となり、2回以上突発疹に罹ることがあると言われています。
発疹はプツプツとした小さな紅斑が多いものですが、こうした紅斑は3~4日で治り、跡が残るようなことは基本的には無いでしょう。