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赤ちゃん、こどもの皮膚病 麻疹(はしか)

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麻疹(はしか)

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乳児後半から幼児にかけてよく罹患するウイルス感染症です。特に2歳以下の患児が約半数を占め、そのほとんどが予防接種を受けていない子供です。春から夏にかけての感染が多く、数年間隔で流行がみられます。

麻疹ウイルスは感染力が強く、咳やくしゃみによって飛沫感染します。潜伏期は10~14日間で、38℃前後の発熱や咳、鼻水など、風邪のような症状が起こります。38℃前後の発熱が3~4日間続き、ひとたび少し熱が下がった後、口の中に白い斑点がみられます。そして再び39℃近い高熱が出て、全身に小さな赤い斑状の発疹が出現します。発疹の特徴は、耳の後ろや頬から始まり、次第に体や四肢に拡がります。小さな赤い班は融合拡大して、網の目状になります。なお、大人が麻疹に罹ると、症状は子供と同様ですが、重症化して入院が必要となることがあります。

治療は、麻疹ウイルスに対抗する薬はありませんので、対症療法が中心となります。

学校保健法では解熱後3日経過するまで出席停止措置となります。

はしかQ&A

Q
合併症に罹ることはありますか?
A

約3割に合併症がみられます。細菌の二次感染による中耳炎が最も多く、時には肺炎や脳炎を併発することがあります。

Q
医療機関を受診したほうが良いのですか?
A

はしかは通常の風邪と同じく、自然の経過で治る病気ですが、他の病気ではないことを確認する必要がありますので、受診するようにしてください。