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赤ちゃん、こどもの皮膚病 シラミ症

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シラミ症

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シラミという寄生虫が毛髪に棲みつくことで発症する疾患です。特に小学校低学年までの生徒や園児に多く、保育園での枕の共用によって発生することもあります。

症状としては、頭(特に耳の後ろや後頭部)が痒くなる、痒みのために頭を掻いて湿疹が生じる、髪の毛にフケのようなもの(シラミの卵)が増える、などが挙げられます。

治療にあたっては、シラミ駆除薬フェノトリン(スミスリン)を使用し、駆除します。フェノトリンは、シャンプータイプとパウダータイプの2種類があります。3日に1度、10日程度使用することで、効果的にシラミを駆除することができます。虫卵に対しては駆除効果が無いので、成虫の駆除が済んでも、すでに産み付けられた卵が孵化する1週間~10日程度の期間は、使用を継続します。

シラミ症Q&A

Q
シラミは、どのように見つければよいのでしょうか?
A

シラミは動きが早いため、成虫を見つけるのは難しいので、虫卵を探します。フケと紛らわしいのですが、シラミの卵は指で摘まんで引っ張っても、髪の毛にしっかりと固着していて取りにくいのが特徴です。色は乳白色をしており、長卵円形で光沢があります。こうした物体を見つけたら、シラミを疑って受診してください。

Q
毛ジラミについても教えてください。
A

毛ジラミの多くは、性的接触による陰股部、陰毛との直接的な接触によって感染します。潜伏期間は不定ですが、1~2ヶ月が多いようです。症状としては寄生部位(主に陰股部)の激しい痒みです。
診断をつけるには、皮膚・陰部・毛髪などに付着した虫体や虫卵を確認します。
治療は剃毛するか、フェノトリン(スミスリン)パウダー、あるいはシャンプーを用いてシラミを駆除します。